吉村会長が再任 全旅大阪が定時総会開く
2021年6月22日(火) 配信
全旅協大阪府旅行業協会(吉村実会長)は6月1日、ホテル日航大阪(大阪府大阪市)で2021年度定時総会を開いた。議事では、すべての議案を承認可決し、任期満了に伴う役員改選では、吉村会長の再任を決めた。
吉村会長は、昨年度の状況について「コロナ禍にあって、当協会としても、日本旅行業協会(JATA)と大阪バス協会との3団体連名で、観光バスや貸切タクシーを利用したツアーに対する助成を大阪府知事に要望するなど、この1年間、各方面にさまざまな陳情や請願を行ってきた」と報告。そのうえで「叶ったものもあれば、実現していないものもあるが、『少しでも会員のためになれば』と取り組んできた。まだまだ厳しい状況は続くが、今後も役員一丸となり、会員に理解いただける事業を進めていきたい」と述べた。
新年度事業としては、会員活動の活性化や、地元自治体との連携強化に積極的に取り組むほか、感染症対策については、昨年に引き続き本部の対応に協力し、更新登録についての条件緩和や緊急融資の迅速な実施、国内旅行需要喚起のための施策の実施といった各種要望に沿って、近畿運輸局や大阪府庁、関係諸団体と連携を密にして対応していくことが決まった。
引き続き行われたオーサカ・ゼンリョの第15回定時株主総会では、岡本浩史社長が昨年度の状況について「前期は、㈱全旅からの配当が大幅に減少するなど、危機的状況だったが、業務受託収入や営業外収益などで、なんとか乗り切ることができた。今後も、株主に喜んでいただけるよう取り組んでいきたい」と報告した。
同日には、ハートンホテル心斎橋別館(大阪府大阪市)で宿泊・観光施設や案内所などで構成するオーサカ・ゼンリョ協力会の通常総会も行われ、すべての議案が承認可決された。任期満了に伴う役員改選では、金子博美会長(琵琶湖グランドホテル代表)の再任が決まった。
全旅協大阪府旅行業協会の新役員は次の各氏。
【会長】吉村実(歓喜旅行サービス)【副会長】岡本浩史(日本トラベルサービス)【専務理事】笹井健次郎(ビーウェーブ)【理事】藤方義勝(ジャパンライフトラベル)▽小林富久(ニューワールドツーリスト)▽堀内宏昭(トーヨートラベル)▽中山雅博(いすゞ旅行)▽安田由紀(新日本旅行)【監事】松下忠(ステイドリームツアーズ)▽加藤紀美子(ジェイ・エイチ・アールツアーズ)