出展数1500小間超えに、前夜祭は東京国立博物館(ツーリズムEXPO)
日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)で組織する、ツーリズムEXPOジャパン推進室は5月21日、9月25―28日に東京ビッグサイトで開く「ツーリズムEXPOジャパン2014」の展示会への出展数が1500小間を超える予定だと発表した。このうち、国内地域の出展数は約300小間、海外は150以上の国・地域からの出展を見込む。また、前夜祭は東京・上野の東京国立博物館で実施することが決まった。
同イベント実行委員会の菊間潤吾委員長(JATA会長)は、「真に観光立国日本を世界に発信できる舞台が整ったと自負している」とし、観光イベントで世界最大といわれるドイツ・ベルリンのITBに次ぐ規模になることを強調した。「世界の観光関係者はアジアで行われることに注目しており、諸外国からの参加者も例年になく多い」と期待が大きいことを紹介。「名実ともにアジア最大の観光イベントとして、アジアへの観光客の2億3千万人をさらに増やす連携も実現していきたい」と述べた。
また、ツーリズムEXPOジャパンと併設の「VISIT JAPANトラベルマート」(主催=観光庁)と共同で行う前夜祭「JAPAN NIGHT」の会場を東京国立博物館に決定したことについては「世界では首都を巡る際に必ず国立博物館は観光のメインになるが、日本ではこれまであまりなかった。これを機に素晴らしさを世界の観光関係者に認識してもらえるとうれしい」と語り、縄文時代から江戸時代までの美術品展示などを企画して特別感を創出するという。
実行委員会の見並陽一副委員長(日観振理事長)は国内の出展状況について「北海道から沖縄まで申し込みがあり、300小間が地域の方々の出展だ。これは昨年までの旅フェアと旅博の出展を合わせた数をはるかに超えている」と紹介。「地域にとって、観光による経済活性化の意味では日本人も外国人の観光客も同じ。両方一緒に発信ができるツーリズムEXPOジャパンへ大きな期待と評価をいただいた結果」と分析した。
同日は浮世絵をモチーフに海外と国内、インバウンドの三位一体を表現したイベントポスターも発表。今後もポスターは浮世絵をモチーフにしていくという。