21年4月の宿泊者数2244万人泊 前年同月から108%増(観光庁)
2021年6月30日(水) 配信
観光庁が6月30日(水)に発表した2021年4月の第2次速報値によると、延べ宿泊者数は前年同月比107・7%増の2244万人泊だった。19年同月比では、55・7%減となった。日本人延べ宿泊者数は同110・4%増の2222万人泊(19年同月比43・7%減)で、外国人延べ宿泊者数は同9・3%減の22万人泊(19年同月比98・0%減)だった。
また、延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合はわずか1・0%に留まった。同月で比較すると、調査を開始した07年以降で、20年の20万人泊に次ぐ過去2番目に低い値となった。
日本人延べ宿泊者数を前年同月と比べて都道府県別で見たとき、最高は山梨県となり、ついで熊本、群馬、福岡、長崎県の順となった。
21年4月の客室稼働率は全体で31・7%。前年同月よりも15・2㌽増したが、19年同月比では、33・3㌽の減少となっている。とくにビジネスホテルとシティホテルの伸び率が高かった。
都道府県別では、島根県が48・5%(前年同月差26・1%㌽増、19年同月差7・9㌽減)で、全国的に見ても旅館やビジネスホテル、シティホテルの稼働率が大きかった。
国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位がアメリカ、次いで中国、フィリピン、べトナム、インドネシアで、上位5ヵ国・地域で全体の53・5%を占めた。
前年同月比では、フィリピンが176・6%増と大幅に拡大したが、19年同月比で見れば、ほとんどの国籍(出身地)において9割以上が減少していた。