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読売旅行、テーマは「工藝×食」 人間国宝の器で高級料理を

2021年7月21日
編集部:長谷川 貴人

2021年7月21日(水)配信

福岡会場の料理イメージ一例

 読売旅行(坂元隆社長)はこのほど、人間国宝の工芸家がつくった器で特別な料理を楽しめる旅行商品「工藝ダイニング」を売り出した。「工藝×食」をテーマに、工芸作家が自作について語ったり、酒器が土産として付くなど、至福の時を過ごせるプレミアムな旅を企画した。

 熱海会場は11月21~25日の5日間に静岡県熱海市のMOA美術館で、福岡会場は2022年2月5日限定で福岡県福岡市の料亭・嵯峨野で開く。熱海会場では歌舞伎の人間国宝・坂東玉三郎さんの公演が、福岡会場は人間国宝の工芸作家によるトークイベントも実施。新幹線や飛行機、宿泊をセットした限定プランを抽選で提供している。

 熱海会場の食事は、有機農法・地産地消の食材を使用した和食で、人間国宝の室瀬和美さんをはじめとする作家の器とともに堪能できる。最終日の25日は夜の部もあり、こちらはシェフ・鎧塚俊彦さんによるフレンチディナーを楽しめる。東北支援事業として会津漆器や純米酒「無為信」も登場。坂東玉三郎さんによる舞踊公演も観覧できるうえ、土産として室瀬さんデザインの酒器を持ち帰ることができる。

 福岡会場は、九州にまつわる工芸作家の作品展示販売のほか、食事はミシュラン2つ星の料亭「嵯峨野」の懐石料理を九州在住の伝統工芸作家の新作などとともに楽しめる。人間国宝4人によるトークイベントも開かれ、土産として人間国宝・今泉今右衛門、福島善三の両氏が、この日のために焼き上げた酒器を持ち帰ることができる。

 抽選申し込み期限は7月31日(土)まで。8月3日(火)に当選発表を予定する。

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