会津で歴史散策(ONSEN・ガストロノミーウォーキングin会津若松2021 レポート)
2021年8月6日(金) 配信
福島県会津若松市で7月3日、「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin会津若松2021」が行われた。今回は、県内在住者限定で、165人が参加。鶴ヶ城や会津若松のまちの礎を築いた蒲生氏郷の墓、会津武家屋敷、七日町通りの町並みなどを巡る約10㌔の「歴史」散策を楽しんだ。ゴールの東山温泉では、地元の芸妓さんによる舞で、参加者を歓迎した。
コース途中に用意したおもてなし料理は、市在住で、フランス料理の最高の名誉称号を持つ山際博美氏がプロデュース。「会津地鶏手羽元コンフィ」や、「会津馬肉じゃが」など、会津の食材を使用した料理やデザート、全国新種鑑評会で高い評価を受けている地酒などで、食文化の魅力を伝えた。
会津若松市観光課の黒田浩光氏は「蒲生氏郷公の時代の町割りが、今のまちのベースになっている。今回は、甲賀町口門跡や天寧寺土塁を中心に、まち中に点在する外堀の形跡が残るスポットを巡りながら、当時に思いを馳せてもらえるようなコースづくりを意識した」と語った。
会津若松市内での開催は3回目。市内では宿泊客を対象にした、夜の食べ歩き企画「極上のはしご酒」など、訪れた観光客にまちの魅力を伝え、回遊してもらう「おもてなし」に力を入れている。