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横浜市歴史博物館で10月から、横浜唯一の大名、米倉家と同藩の幕末・明治の姿を紹介する展覧会 クラウドファンディングの呼び掛けも

2021年8月11日
営業部:後藤 文昭

2021年8月11日(水) 配信

約240点を展示する予定

  横浜市歴史博物館(神奈川県横浜市)は10月2日(土)~11月23日(火)、横浜唯一の大名、米倉家(武州金沢藩主)と同藩の幕末・明治の姿を紹介する展覧会を開催すると発表した。同館は展覧会の内容の充実をはかるためのクラウドファンディングを実施しており、協力も呼び掛けている。

 展覧会では、初公開となる米倉家伝来の徳川家ゆかりの品や、領地の村々の資料も交え、米倉家と武州金沢藩が大きく移り変わる時代をどのように歩んだのかを紹介する。

 注目は、同藩の目付が記録した1868(慶応4)年~1871(明治4)年の「日記」で、長年解読作業を通じ、これまであまり知られてこなかった同藩の実態が明らかになってきている。

 同館はコロナ禍という状況の中、開館時間や入場者数を制限するなど、通常通りの展覧会運営が難しい状況にある。これに伴い2018年4~11月期には約9万2000人だった入館者数が、2020年の同期には2万8000人まで減少した。

 今回は、長年にわたる横浜の歴史にかかわる研究成果を発表する場としての展覧会ということで、広く支援を呼び掛けることを決定。支援者へのリターンとして、招待券や図録などに加え、少人数での展示解説や資料解説など、じっくり展覧会を楽しめる限定のイベントも企画した。「同館に足を運べない人にも米倉家と武州金沢藩について知っていただきたい」との思いを込め、講座の動画配信なども用意している。

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