7月の訪日外客数、19年同月比98.3%減の5万1100人 前月比では五輪関連で4万人増加
2021年8月18日(水) 配信
日本政府観光局(JNTO、清野智理事長)が8月18日(水)に発表した7月の訪日外客数(推計値)は、コロナ禍前の前々年同月比98.3%減の5万1100人だった。新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として、国境をまたぐ往来が停止し、ビジネストラック・レジデンストラックの運用停止や、観光目的の入国が認められていないなど、検疫強化の措置が取られていることから低水準となった。
一方で、東京五輪の選手や大会関係者の入国もあり、前月の9300人から約4万2000人増加し、前年同月比では1251.1%増と大幅に増加した。
市場別の人数は、米国の6100人が最も多く、次いで中国の3900人、英国3400人、フランス2500人、ドイツ2200人と続いた。
日本人の出国人数は、前々年同月比97.4%減(前年同月比112.9%増)の4万3200人だった。