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【岐阜県・下呂温泉】5G活用し観光活性化 ドコモや中部電力と連携協定結ぶ

2021年9月8日
営業部:鈴木 克範

2021年9月8日(水) 配信

山内登市長(左)、瀧康洋会長(左から2番目)らが協定書に署名した。

 岐阜県の下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)と 下呂市(山内登市長)、中部電力ミライズ(大谷真哉社長)、NTTドコモ(井伊基之社長)は2021年9月6日(月)に下呂市内で、温泉街への誘客や活力ある魅力的な地域社会の形成、住民サービスの向上に向け、「下呂未来創造プロジェクトに関する連携協定」を締結した。

 来年度には下呂温泉街の一部を5G(高速・大容量の通信規格)エリア化。仮想現実(VR)技術なども活用し、祭りや花火など臨場感あふれる観光体験やリモートでも楽しめる物産展など、新たな観光デジタルコンテンツを提供する。また、キャッシュレス決済促進による利便性向上にも取り組む。

 5Gのエリア拡大に合わせ、防災対策やオンデマンドバスの自動運転による2次交通の充実、子供や高齢者の見守りなどへの活用をはかるとともに、環境に配慮したEVバス(電気バス)の導入も視野に入れている。

 下呂未来創造プロジェクトは、IT技術の浸透で生活をより良いものへと変革させる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を活用した、地域活性化事業。下呂温泉観光協会が観光事業実施者となり、下呂市が支援・協力、中部電力ミライズが全体を統括し、NTTドコモが5GやIoT(モノのインターネット)などの最新技術を提供する。瀧会長は「市全体にデジタル化が浸透するよう、リーダーシップをとって取り組みたい」という。

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