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ジェットスター、206億3000万円の損失 2期連続でコロナ赤字(21年6月期決算)

2021年10月4日
編集部:馬場遥

2021年10月4日(月) 配信

ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)はこのほど、21年6月期決算を発表した

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は10月1日(金)、2021年6月期決算(20年7月1日~21年6月30日)を発表した。当期純損失は206億3000万円(前年同期は77億5700万円の損失)と、前年度以上の赤字に落ち込んだ。営業収入は前年同期比66・8%減の159億1200万円、営業損失は196億9200万円。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、過去18カ月に渡って国内外の航空需要が大幅に減少した。この結果、総搭乗者数(有償ベース)は前年度から249万人減少し、同57・8%減の182万人となった。

 一方で、定時運航率は95・4%(前年は81・7%)と堅調に推移し、過去最高となった。年間平均搭乗率は67・5%となり、「厳しい試練が続くなか、安全や運航品質の向上、イノベーションに注力した」(同社)。

 グループ全体で感染予防対策「Fly Well」プログラムに取り組み、乗客の安全・安心な利用のため、空港や機内での手洗い、消毒、ソーシャルディスタンスの確保、夜間駐機中の客室の消毒などを行った。

 また、利用者の利便性向上に向け、以前から推進してきた搭乗手続きの「セルフサービス化」を、受託手荷物の自動チェックインにも採用。成田空港第3ターミナルで開始し、チェックインの時間を半分にまで短縮することで、より手厚いサービスを実現した。

 このほか、コロナ禍で修学旅行や社会科見学などが中止・延期になったことから、さまざまな企業と連携し、周遊チャーター機を活用した航空教室や、オンライン社会科見学などを行った。

 片岡社長は、「通年で減便や運休を余儀なくされたが、感染防止対策を強化し、路線網の維持に努めてきた」と今期を振り返り、利用客に感謝の意を示した。

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