JTB、JR四国と共同企画 貸切列車で巡る四国4県の旅
2021年10月6日(水) 配信
JTBメディアリテーリング(遠藤修一社長、東京都文京区)はこのほど、四国旅客鉄道(JR四国)と共同で、貸切列車「四国一周号」で巡るツアーを売り出した。四国デスティネーションキャンペーンと、同社ブランドのJTB旅物語30周年を記念したもので、3泊4日の行程で自然豊かな車窓が魅力の四国4県を列車で巡る。
車両はJR四国の特急気動車キハ185系3両を使用し、通常は特急車両が運行しない路線も走行。列車旅のハイライトとして、阿波池田―徳島駅間は同車両に、観光列車「藍よしのがわトロッコ」車両を併結させる初の試みも行われる。
行程では列車に乗車するだけではなく、個人では体験できない特別な要素を盛り込んでいる。2日目は、海の見える駅として人気の下灘駅でホームへ降りて絶景観賞。3日目は列車旅から少し離れて、大型バスを利用しての大歩危遊覧船や祖谷のかずら橋などを観光する。4日目は、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」専用の「ラウンジTAIJU」を特別見学。秘境駅・坪尻駅でのスイッチバック体験などをツアーに盛り込む。
このほか、4日間の昼食は各県ならではの弁当を用意する。徳島県内は、通常「藍よしのがわトロッコ号」車内でしか販売していない「藍よしのがわうなぎ弁当」を堪能できる。
運転日は11月30日~12月3日まで。JTBメディアリテーリング大阪、中部、首都圏出発のツアーを発売する。