熊本県人吉温泉 あゆの里 本格的に再開 水害から復興へ
2021年10月12日(火)配信
昨年7月の集中豪雨で大きな被害を受けた熊本県・人吉温泉の旅館「清流山水花あゆの里」(有村充広社長)が8月30日、水害から1年2カ月を掛けて、復旧工事とロビー、客室、レストランなどをリニューアルしたうえで、本格的に営業を再開した。
工事では水害に遭った地下1階と1階、一部2階を復旧し、ロビーフロアを改修した。チェックインシステムはロビーチェックインに変更した。
料亭街は下足で利用できるダイニング会場の個室に変えた。レストラン部分は、すべてイス・テーブル式のダイニングにした。これで、1階ダイニングが個人客用のメインダイニングとなった。
また、旧ライブラリーラウンジは球磨焼酎を自由に楽しめる焼酎ラウンジに転用。焼酎蔵も併設した。
客室では901と610号室の特別室を温泉露天風呂付スイートルームに、2間和室7室は温泉露天風呂付きプレミアムルームにそれぞれグレードアップした。露天風呂付客室は21室、半露天風呂付客室が2室となった。
さらに、7階の屋上ビアガーデンは天空のテラス「KUMAGAWA」へ改修し、人吉を一望する展望ポイントとして整備した。
厨房システムも抜本的に改革し、ダイニング動線を簡素化して、サービス効率を向上させた。