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ワクチン・検査パッケージ実証踏まえ、11月初旬までにガイドライン作成へ(和田観光庁長官)

2021年10月21日
編集部:馬場遥

2021年10月21日(木) 配信

観光庁の和田浩一長官は10月20日(水)、会見を開いた

 観光庁の和田浩一長官は10月20日(水)に開いた会見で、全国知事会や観光関係団体などから観光振興策の検討について要望が寄せられていることを報告した。和田長官は、「感染拡大防止と経済回復の両立が非常に重要」との認識を示し、具体的な検討内容として、ワクチン・検査パッケージの技術実証の結果を踏まえたガイドラインを10月末から11月初旬までに作成する方針だ。

 観光庁は10月5日(火)から、新型コロナワクチン接種証明や検査の活用による安心・安全を確保するための「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証を実施している。

 技術実証では、ワクチン接種歴や検査の陰性結果の確認など、現場における実務の運用や効果などについて検証を行っている。この結果を踏まえた運用方法のガイドラインは、10月末~11月初旬を目途に作成する見通しだ。

 従来の観光需要喚起策を、安全・安心の確保を前提とした仕組みへと見直しながら、「地域観光事業支援の隣接県への拡大、Go Toトラベル事業の再開など、観光振興策の検討を進めていく」(和田長官)とした。

 

地域観光事業支援状況、利用条件にワクチンも

 「地域観光事業支援」の県内旅行の割引事業に対する支援状況を発表した。19日(火)時点で新たに交付を決定した大阪府を加え、42道府県に交付を行った。このうち、事業を実施しているのは、東北6県、関東3県、中部9県、近畿3県、中国5県、四国3県、九州7県──の計36県。

 また、県民割の適用や実施条件にワクチン接種や陰性証明の提出、県内のワクチン接種普及率などを含めているのは、茨城、群馬、兵庫の3県。

 

ATWS2023、北海道で再び開催

 北海道で9月20(火)~24日(金)、オンラインで開催されたアドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)2021が終了した。このクロージングセレモニーにおいて、2023年大会の開催地に、再び北海道が選ばれた。

 和田長官は、今大会について「58カ国から600人以上が参加し、日本のアドベンチャーツーリズムに対して高い評価をいただいた」と振り返った。また、「コロナ禍のためオンライン開催となったが、23年大会の開催地に再び選出されたので、次回はリアルでツアーに参加していただき、直接魅力を感じてもらいたい」と期待を語った。

 

新しい国内観光需要「第2のふるさとプロジェクト」

 観光庁はこのほど、ふるさとを持たない大都市の若者が田舎にあこがれを持って関わりを求める動きに注目し、新たな国内観光需要として「第2のふるさとづくりプロジェクト」を立ち上げた。

 「何度も地域に通う旅、帰る旅」というスタイルの推進・定着を目指し、新しい国内観光の需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげていく。

 プロジェクトの立ち上げに伴い、取り組みの方向性や具体的な内容について検討を行う第1回有識者会議を、10月27日(水)に開くことを決めた。議事内容は後日公表される予定だ。

 

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「ワクチン・検査パッケージ実証踏まえ、11月初旬までにガイドライン作成へ(和田観光庁長官)」への1件のフィードバック

  1. 思った以上に県内旅行割引を開始する都道府県が多いのですね。東京では旅行のハードルが下がっている印象はあまり受けません、、。
    早くGOTOが、より分かりやすく、お得な事業となって再開することを祈ります。

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