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クラツー、茨城のダムツアー インフラの魅力を観光で

2021年10月25日
編集部:長谷川 貴人

2021年10月25日(月) 配信

紅葉が美しい飯田ダム

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都新宿区)は11月、茨城県の委託を受けて同県内のダムなどのインフラを行程に組み込んだモニターツアーを実施する。一般非公開となっているダムの内部を特別見学できる少人数ツアー。観光素材としての魅力を検証し、ツアー商品を開発していく。

 同社は今年8月、同県と「インフラツーリズムモニターツアー事業」の委託契約を締結。今回のモニターツアーは、同県守谷、土浦、水戸市出発の日帰りバスツアー2コースを売り出した。

 17日(水)の県北エリアを巡るツアーは、十王ダム(日立市)と小山ダム(高萩市)の普段は入られない監査廊などを案内人付きで見学する。明治時代に発電を始めた国の重要文化財である、石岡第一発電所(北茨城市)の一般非公開の館内も見学できる。10人限定。

 26日(金)の県央エリアを巡るツアーは、那珂川から霞ヶ浦へ水を送る霞ヶ浦導水・那珂機場(水戸市)、飯田ダム(笠間市)の普段は入られない操作室などを案内付きで見学できる。20人限定。

霞ヶ浦導水工事事務所内の那珂機場

 旅行代金は各3990円。昼食はツアーで巡ったダムの構造を表現したダムカレーを味わえる。特典として、ダムやダムカレーなどを紹介する「インフラカード」3種に加えて、オリジナルカードホルダーが付く。

 なお、今回のモニターツアーで得た知見は、茨城出発のほか、東京など大都市圏発着のツアーでも生かして行く考えだ。

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