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JTBら、東京圏で抗原検査 出張サービス事業始める

2021年10月26日
編集部:長谷川 貴人

2021年10月26日(火) 配信

抗原検査車の外観と内装

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)らは10月25日(月)、東京圏で新型コロナウイルスの抗原検査出張サービスを始めた。同社と富士フイルムメディカル(川原芳博社長、東京都港区)、医療法人社団プラタナス(野間口聡理事長、東京都世田谷区)の3社協業。東京、神奈川、千葉、埼玉の経済活動の推進と、新型コロナウイルス感染症拡大防止の両立を目指す事業者を対象とする。

 各種イベントの運営や企業の業務受託のエキスパートであるJTBは、顧客事業者に感染症対策として、同サービスを紹介する。富士フイルムメディカルでは、自社独自の高感度検出技術「銀増幅イムノクロマト法」を応用。少ないウイルス量で検出できる新型コロナウイルス抗原検査キットと、感染症検査装置を提供する。また、プラタナスは、同サービスの利用を希望する事業者と「抗原検査出張サービス契約」を結び、サービスの提供と検査業務を行う。

 同サービスは東京、神奈川、千葉、埼玉の事業者の希望する場所で利用可能。抗原検査キットなどの医療資材や検査を行う医療従事者など、検査に必要な環境をまとめて提供する。検査場所は屋内のみならず、新型コロナウイルス抗原検査車を利用し、屋外に設営することも可能だ。

 抗原検査は、検体採取後、試薬に検体を滴下してから約15分で結果を得られ、検査結果が陽性の場合は速やかに検査結果を事業者に報告する。

 3社は抗原検査出張サービスを広く展開し、経済活動の推進と新型コロナウイルス感染症拡大防止の両立を目指す。

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