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【11月1日は、静岡市「お茶の日」市内ではお茶関連イベントが盛りだくさん】11月1日(金)はJR静岡駅北口地下広場にて静岡市「お茶の日」啓発イベントを開催

イベント
2024.10.22
静岡市
●市内小中学校児童生徒が描いた「お茶のまち静岡市」に関するポスター入賞作品をお披露目●お茶マルシェや茶葉を用いた茶染め体験も同時開催




●11月1日 静岡市「お茶の日」
 11月1日は、静岡市(葵区栃沢)出身の「静岡茶の祖」と言われる聖一国師の生誕の日です。
 静岡市は、全国有数の茶どころとして、静岡のお茶に親しみ、静岡のお茶の伝統、文化、産業等について理解を深め、その魅力を国内外へ発信するため、聖一国師生誕の日である11月1日を静岡市「お茶の日」と設け、様々な取り組みを行っています。

 静岡市は、新茶の時期だけでなく、一年を通してお茶に親しんで欲しいとの願いを込めて、11月1日を静岡市「お茶の日」と定めています。今年も、11月1日の静岡市「お茶の日」を迎えるにあたり、さまざまなイベントを開催します。お茶の歴史と文化を楽しむとともに、地元の生産者や職人たちとの交流を深められる貴重な機会です。
 本プレスリリースでは、11月周辺に予定されているお茶関連のイベントについてご紹介いたします。
静岡茶の祖と言われる聖一国師(1202~1280)
(しょういちこくし)
鎌倉時代の高僧で東福寺(京都)を開山。
建仁2年(1202)に、現在の静岡市葵区栃沢に生まれ、宋(中国に留学した際、持ち帰ったお茶の種を足久保(葵区)に蒔いたと伝えられ、静岡茶の祖とされています。





●駿府本山お茶壺道中行列・口切りの儀
駿府本山お茶まつり委員会にて、春の「駿府本山お茶壺道中行列・茶詰めの儀」により、静岡本山茶を詰め保管・熟成させた茶壺を、井川大日峠お茶蔵から運び出し、久能山東照宮へ奉納する伝統行事を実施します。
【期間】10月26日(土)
場所】久能山東照宮





●「お茶のまち静岡市」ラッピングタクシー利用者へお茶を配布
静岡市タクシー協会との連携事業。静岡市内を運行中の「お茶のまち静岡市」ラッピングタクシーに乗車された方へ一煎パック(ティーバッグ)をプレゼントします。
【日時】11月1日(金)
【場所】静岡市内





●静岡市「お茶の日」啓発イベント
しずチカ茶店「一茶」と合同開催。市内小中学校児童生徒が描いた、「お茶のまち静岡市」ポスター作品を掲示します。また、一茶では、市内各産地の茶葉をお手頃価格で販売。さらに、お茶マルシェや茶葉を用いた茶染めなど体験イベントも実施します。
なお、ポスター作品については、11月4日(月・祝)まで下記場所で掲示します。
【日時】11月1日(金)10:00~17:00
【場所】JR静岡駅北口地下広場「しずチカ」





●駿府本山秋のお茶まつり
駿府本山お茶まつり委員会にて、標高1,200mの井川大日峠お茶蔵で保管・熟成された熟成本山茶をはじめ、静岡市のブランド茶である「静岡本山茶」を販売します。

【日時】11月2日(土)~ 11月3日(日・祝)
【場所】静岡市歴史博物館屋外スペース





●しずチカフレンチマルシェ
静岡市と姉妹都市提携をしているフランス・カンヌ市にちなみ、
フレンチマルシェを開催します。しずチカ茶店「一茶」では、
フランス菓子とお茶のコラボメニューを展開します。
【日時】11月23日 (土)~11月24日(日)
    コラボメニューの期間は11月14日(木)~24日(日)
【場所】JR静岡駅北口地下広場「しずチカ」






「静岡市」と「お茶」について
 静岡市は、全国的にも有名な茶産地であり、長い歴史と伝統を持つ地域です。江戸時代から続く
お茶作りの伝統を今に伝える生産者たちが多く、質の高いお茶が多く生産されています。

●現代に受けつかがれる、家康公ゆかりのお茶
静岡市は、慶長8年(1603)に江戸幕府を開いた徳川家康公が晩年を過ごした地としても知られています。
慶長12年(1607)、家康公は駿府城へ入城して隠居の身となり、以後、茶の湯を楽しみました。
家康公は安倍奥の井川大日峠にお茶壺屋敷(お茶蔵)を設け、「御用茶」として献上された安倍茶(後に「本山茶」と呼ばれる)を名器の茶壺に詰めて、風味が損なわれないよう保管を命じました。家康公は、標高1200mの冷涼な環境にあるお茶蔵で夏の暑さから守られたお茶を秋の頃に駿府城に運ばせ、味わい深い風味を楽しんだと言われています。

●煎茶の代名詞「やぶきた」は静岡市生まれ
「やぶきた」は静岡市出身の杉山彦三郎によって発見・育成された日本茶を代表する偉大な品種です。
「やぶきた」は、品質が優れ、収穫量が安定しており、全国で栽培されているお茶の約70%、静岡県内では実に90%のシェアを占めています。(令和2年現在)彦三郎は、まだ「品種」という考えがない頃から良いお茶の種類を求めて全国を回り、これはと思ったお茶を自ら開墾した畑に植え、試行錯誤しながら新しい品種の選抜に努めました。そして、明治41年(1908)、現在の静岡県立大学「芝生園地」付近の竹やぶを開墾した畑の北側から「やぶきた」を発見しました。「やぶきた」という名前は、これに由来しています。



杉山彦三郎記念茶畑

●静岡から世界へ~まちのあり方をも変えた、清水港からのお茶の直輸出~
鎖国が解かれた当時は、外国と貿易できる港(開港場)は全国で5港に限られ、お茶を取り扱うことができるのは、横浜、神戸、長崎の3港と定められていました。そのため、静岡から製品を海外に送り出すためには、横浜港に運ばなければならず、輸送コストも負担が大きく、産地へもたらす利益は僅かなものでした。この難局を乗り超えるため、「清水港からの直接輸出」を目指した運動が活発になっていき、熱烈な請願運動が実り明治32年(1899)清水港は開港場に指定されました。
産地静岡からの直輸出実現に向けて、静岡県茶業組合連合会議所の海野孝三郎は、日本郵船株式会社と約10年にも及ぶ根強い交渉の末ついに明治39年(1906)、日本郵船の神奈川丸が清水港に入港します。これをきっかけに清水港から茶輸出は年を追って急伸し、明治41年には神戸港を、同42年には横浜港を抜いて、清水港が日本一の座に上り詰め、大正6年(1917)には全国茶輸出高の77%を占め
る、名実ともに日本一の「お茶の港」になりました。

明治時代 清水港輸出の様子(静岡県茶業会議所所蔵)

●静岡市で主流として味われている「山のお茶」
静岡市のお茶は、鎌倉時代に葵区栃沢生まれの僧侶・聖一国師が宋(中国)から持ち帰ったお茶の種を葵区足久保に蒔いたことから始まりました。その後、静岡市の茶園は、市内を流れる安倍川・藁科川・興津川流域の山間地から、駿河湾を臨む日本平山麓まで広がり、今日に至ります。
静岡市のお茶の多くは山間地の急峻な斜面を生かした茶畑で作られることから「山のお茶」とも呼ばれ、平野部のお茶と比べて葉肉が柔らかく、鮮やかな緑色が特徴です。茶葉の形状は、ツンときれいに伸びて、上品な味を感じさせます。山のお茶は、蒸し時間が短い浅蒸し茶となり、湯呑みに注ぐと、お茶の色は透き通っていながらも、爽やかな香りと凝縮された旨味を味わえるのが特徴です。



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