test

港区立みなと科学館 2024冬の企画展「水でつながる生命(いのち)のものがたり」開催決定!

イベント
2024.11.28
港区立みなと科学館
~水が育む生命のものがたりを伝える企画展~

港区立みなと科学館(所在地:東京都港区虎ノ門 館長:布施直人)では、このたび、2024冬の企画展として12月11日(水)から2025年2月24日(月)まで「水でつながる生命(いのち)のものがたり」を開催いたします。
企画展では、約40億年前の地球上で最初の生命が生まれた場所である水(海)から、脈々と受け継がれていった生命の繋がり、多様な生命の進化の軌跡を伝えます。
また、私たちになじみの深い日本の海水域及び河川や湖といった淡水域における環境とそこに棲む生きものを紹介することで、水域環境における生きものの特性や多様性を知り、更に、人のくらしによる影響で水域環境にもたらされた様々な問題を紹介することで、水や水域の環境を守るために私たちは何ができるのか考えるきっかけを提供します。
会場には宇宙から見た地球を再現し、ゆっくりと回転する直径1メートルを超える大型地球儀の展示や水域環境をイメージした生きもののペーパークラフトの展示、海ごみ問題の理解を深めるため海ごみモンスターの展示を行います。その他、企画展開催期間中は関連した様々なイベントを開催いたします。


【開催概要】
1.企画展名称:港区立みなと科学館 2024冬の企画展「水でつながる生命(いのち)のものがたり」
2.主催:港区立みなと科学館
3.協力:神奈川野生動物救護連絡会、サントリーホールディングス株式会社、JT生命誌研究館、
     しかたに自然案内 美らビーチクリーンプロジェクト事務局、芝浦港南地区総合支所協働推進課、
     東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター、他 (順不同・敬称略)
4.会期:2024年12月11日(水)~2025年2月24日(月・振休) 計67日間
    〔会期中、12月29日(日)~2025年1月3日(金)、1月14日(火)、15日(水)、2月10日(月)は休館〕
5.会場:港区立みなと科学館 多目的ロビー

1.展示構成

冬の企画展「水でつながる生命(いのち)のものがたり」は、4つのエピソードによって構成されています。
プロローグ「地球の水~『水』とはそもそもなんだろう?~」、エピソード1「水と生きもの~日本の水環境と生きものについて知る~」、エピソード2「水とわたしたち~水の問題いろいろ~」、エピローグ「守りたい!日本の水~私たちができること~」の各エピソード毎に関連するパネルや模型の展示、映像等によってわかりやすく解説します。

プロローグ「地球の水~『水』とはそもそもなんだろう?~」

■「水」ってなに?

水とはそもそもなんでしょうか。水自体は水素と酸素の結合による単純な分子構造で、気体・液体・固体と様々な形に変化することができ、雲や海、河川や氷河など様々な状態で存在しています。プロローグではこうした水の基本的な情報をパネルによって紹介します。

■いろいろな水

生きものが地球で生きていくうえで欠かせない存在である「淡水」。その中でも飲むことができる水(真水)は非常に貴重なものです。地球全体の水の量と真水を含む淡水の量を比較する事で淡水そして 真水がとても貴重なものである事を、解説パネルによって伝えます。
また、宇宙から見た地球を再現して投影し、ゆっくりと回転する直径1メートルを超える大迫力の大型地球儀が登場します。この地球儀から、地球の表面は3分の2が水で覆われており、「水の惑星」と呼ばれていることを視覚的に感じて頂きます。
地球儀模型(画像提供:株式会社ロッソ)
エピソード1「水と生きもの~日本の水環境と生きものについて知る~」

■生命誌絵巻

約40億年前に地球における水(海)の中で最初に生まれた生命(細胞)から時間の流れと共に様々な生きものが生まれては消え、また進化しながら生まれ、現在の多様な生きものが暮らす生態系が築き上げられてきました。
過去から現在へと脈々と受け継がれてきた生命の繋がり、生きものの進化の軌跡について、縦2.4メートル、横3メートルの大型の生命誌絵巻を展示することによって来館者へ伝えます。
生命誌絵巻 原案:中村桂子/協力:団まりな/画:橋本律子  提供:JT生命誌研究館
■日本の水環境

地球の表面の約71%を占める海。その海に囲まれ、森や河川が広がる日本の水環境の豊かさについて、海水域においては、その海流の特徴を紹介すると共に、場所によって水温や水深が違う多様な環境であることを伝えます。また、淡水域においては、目に見える河川や井戸水のほか、森によって育まれる地下水など多様な形で存在する姿を紹介します。

■水の生きもの

多様な環境に棲む水の生きものとして、海水域及び淡水域の生きものをペーパークラフトの模型によって再現し、ケース内にジオラマ形式で展示することで、ぞれぞれの水環境の違いによる生きものの多様性を紹介します。
また、会場には全長2メートルを超える大きさのジンベイザメのペーパークラフトをはじめ、水のいきもののペーパークラフト模型を多数吊り下げて表現する水環境の再現によって、水域の美しさと多様性を伝えます。
ジンベイザメのペーパークラフト(提供:KeiCraft ごとう けい)
アカハライモリのペーパークラフト(提供:KeiCraft ごとう けい)
エピソード2「水とわたしたち~水の問題いろいろ~」

■わたしの中の水

水は人が生命活動をする上で欠かせない存在であることを、生命維持のため人が1日に飲む水の量や人体と水の生きものに含まれる水分量の比較などを通して解説します。
また、人は1日のくらしの中で約250リットルもの水を使用しており、その内、お風呂やトイレ、炊事洗濯が大きな割合を占めています。これらの現状を知ることで私たちの体やくらしの中でも水が深く関わっていることを伝えます。

■「海ごみ」ってなに?

人の暮らしが海水域に影響を及ぼす問題について、解説パネルで紹介します。また、海中の様々なごみが生きものや環境へ与える影響が問題となっている現在、海ごみの問題を視覚的に感じて理解を深めて頂くために、海ごみで造られたアート作品「海ごみモンスター」を展示し、来館者に対し海ごみの問題を考えるきっかけを提供します。
海ごみモンスター (提供:神奈川野生動物救護連絡会)
海ごみ解説パネル(提供:しかたに自然案内)
■生活排水による汚染

淡水域の抱える問題として、人の暮らしから出る生活排水による河川の汚染に視点を当て、淡水域の環境に与える影響について、解説パネルによって紹介します。また、淡水環境を守るために現在行われている取り組みを紹介することで、わたしたちに出来る生活排水対策があるということを伝えます。

■外来種問題とは

外来種による生態系の危機について着目し、現在行われている淡水環境を守る取り組みについてパネルで紹介します。また、港区内にある実際の池を想定した外来種と在来種を釣り分ける体験展示によって、楽しみながら外来種問題について学ぶことが出来ます。

エピローグ「守りたい!日本の水~私たちができること~」

展示全体を通して日本の水域環境やそこで生きる生きものの事を理解した上で、その素晴らしさとそれらが現在抱える人のくらしの発展によって起こった様々な問題を知って頂きます。
有限の水資源を守るために私たちは何ができるのかを来場者自らが考える機会を提供します。

■私たちができること

水域環境の保全のために私たちのくらしの中で出来ることや未来に向けて実施してみたいことをカードに記入してもらい、館内にて掲示します。また、私たちができることの一例として、港区立小中一貫教育校お台場学園港陽小学校の「お台場海苔づくり」についてパネルにて紹介します。

■ここが良い!日本の水

会場に設置の投票ボードに、展示全体を通して感じた「日本の水のここが凄い、ここが良い」というポイントを来館者に投票してもらいます。

■【コラム1.】熱水噴出孔ってなんだろう?


深海にある熱水が噴出する熱水噴出孔の特殊な環境とそこに棲む生きものについて解説します。

■【コラム2.】森がつくる水
森によって水が育まれるその仕組みと、その水がどの様に自然や動植物の生命、人の生活に繋がっているかを、サントリーホールディングス株式会社様のご協力のもと、「サントリー天然水の森」事業を事例としてパネルによって紹介します。また、サントリーホールディングス株式会社様ご協力の水のワークショップも開催いたします。(水のワークショップの詳細は後日公式HPにてご案内いたします)
(画像提供:サントリーホールディングス株式会社)
■【コラム3.】日本の食事と水

日本の水域環境の多様な生態系を理解した上で、どのような生きものがどの食品になるか、人の生活にどのように関わっているかを日本独自の海産物や加工食品について、身近な例として和食の素材を例として寿司やおにぎりなどの食品サンプルを使用したパネルめくり式のクイズで紹介します。

2.関連イベント 

企画展の開催期間中には、以下の関連イベントを開催いたします。


テーブルサイエンス
釣り体験コーナー
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。